「プロポーズされて婚約はしたけど、お金ないし人前に出たりセレモニー的なこと苦手、、絶対に結婚式挙げないといけないのかな?」
こんな疑問に答えます。
✔︎本記事の内容
・結婚式で悩んでいる人向け:結婚式をしないで良い7つの理由
・披露宴に対して乗り気でない方へのおすすめウエディングスタイル
結婚式場スタッフとして2年間働き、100本近くの結婚式を間近で見てきた僕が元式場スタッフとして結婚式への意見をお伝えします。
そこで今回は「式を挙げないで良い7つの理由」を、わかり易く解説しようと思います。
今僕が思うことは、「結婚式は流れやノリで挙げないことが大切」ということです。
元式場スタッフとしての意見ですので、普段は知り得ない挙式の裏側も知ることができます。
「結婚式で悩んでいる・・・」って方は、ぜひ記事をご覧下さい。
結婚式を挙げなくて良い【7つの理由】
- 理由①:費用が高額
- 理由②:時間が取られる
- 理由③:配偶者や親族と揉める
- 理由④:料理が美味しくないことが多い
- 理由⑤:友人がスタッフがやらかす
- 理由⑥:イメージ違いが発生する
- 理由⑦:コロナ対策への配慮
- 補足 :忘れる
なお、絶対に覚えておいて欲しいことは、万全の準備をしても必ずイメージ通りの結婚式を挙げれる保証がないということです。
それでは、結婚式場スタッフの経験談も踏まえて解説しますね。
理由①:費用が高額
これは皆さんの想像通りもしくは想像以上です。
僕の体感では来客数や会場により差はありますが300万〜600万円。
それでもおおよその金額を知りたい方は近くの結婚式場で見積もりを取られることをおすすめしますが、いずれにせよ新車一台が余裕で買える金額です。
✔︎正確な金額が気になるなら調査が必須
一番確実なのは実際に利用したい会場で挙式を上げた知り合いに聞くことです。
✔︎ポイント:見積もりを信じ過ぎない
上記で見積りを取ることをおすすめしましたが、初期見積り金額=結婚式費用にならないのが現実です。
初期見積りを最低ラインで計算しておくと、実際の費用は100万円近く高くなった。という方は沢山いらっしゃると思います。
理由②:時間が取られる
結婚式の準備として下記のものを決めないといけません。
- 招待客のリストアップ、席次表
- 式場・日程
- 前撮りや式当日の衣装決め
- 祝辞・乾杯の依頼者決め、二次会について
- 招待状についてウェルカムボード両親への手紙、記念品
- 式当日の進行内容
- 料理コース、ケーキデザイン、引き出物
- 会場装飾、BGM、プロフィール動画について
- 遠方招待客の宿泊手配、お車代とお心付けの準備
ざっと書き出してみましたが、全部を決めていくとなると当然時間がかかります。
休みの日はずっと結婚式の準備に追われる、、が普通です。
✔︎ポイント:1人では決められないことが多いので想定以上の時間を使う
理由③:配偶者や親族と揉める
結婚式の準備として1人では決められない項目が沢山あります。配偶者、親族、挨拶や二次会に関しては職場、友人に相談しながら決めていくものもあります。
✔︎ポイント:一人一人考え方が違う
当たり前ですが、全ての意見が一致することはありません。
結婚式の華やかなイメージしか持っていないとこの話し合いで意見をまとめていく工程のギャップで、ものすごいストレスを抱えることになります。
プランナー(結婚式場の担当者)に期限も決められると焦って、相談相手にイライラしちゃうことも。
✔︎新婦(新郎)任せは注意
準備時に色々決めるのが大変ということで協力的でないパートナーや親族がいますが、いざ式が終わると後出しで不満をぶつけてくることも。
理由④:料理が美味しくないことが多い
料理代は2万〜3万円が多いです。しかし料理代に見合う、満足度の高い食事を提供できている式場は限られていると思います。
人数の関係で仕方がないのですが、どうても大量の料理を同じタイミングで用意しないといけない条件、祝い事という背景があるので味より見た目、華やかさを重視することが多いと思います。
✔︎ポイント:味を求め過ぎると期待外れとなる
金額に見合う美味しい料理ではなく、雰囲気を味わう食事として楽しむものとなります。
補足しておきますが新郎新婦に関しては料理を味わって食べる余裕は一切ないです。
理由⑤:友人がスタッフがやらかす
ネタとして聞く結婚式での「まさかの話」・・・実はよくあります。
- 入場BGMが予定曲と違う
- 料理の配膳、準備ミスで人数分用意できない
- 新郎友人が酔っ払い、親族と掴み合いの喧嘩になる
- 新郎友人が余興で脱いで親族、新婦友人一同が冷める
- 入刀前のケーキの落下
- 余興が何も入らない
- 新郎が飲まされすぎてフラフラになり謝辞の挨拶ができなくなる
✔︎ポイント:不可抗力なので諦めるしかないです。
✔︎裏側の話:スタッフミスの大きな原因はスタッフがプロでないから。
実はほとんどの結婚式場では、その日だけのバイトとして来ているスタッフが過半数います。
重要な役割を受け持つスタッフはちゃんとしたベテランの社員ですが、料理を運ぶスタッフや照明スタッフはバイトで来ている場合が多く、スキルの差もバラバラです。
理由⑥:イメージ違いが発生する
結婚式当日が豪雨、綺麗な青空の下で写真を残したかった。
同じ時間帯に別組の結婚式が入っていたので、自分たちだけの特別な日には感じなかった。
コロナの緊急事態宣言で式が延期に。緊急事態宣言は解除されても参加者がキャンセルだらけに。
こんなはずでは。。の日が、年に数回は実際に起きています。
✔︎天候に関しては雨まではラッキーと思いましょう。
経験上、台風や台風直前の結婚式も残念ながらありました。
理由⑦:コロナ対策への配慮
家族、親族に喜んで祝ってもらえるはずの結婚式が参加するだけでこんなにリスクを負うイベントになるなんて思ってもいませんでした。
式場もコロナ対策は行っていますが、地域や会場によってはその危機感もマチマチ。招待客同士も、どの地域から参加しているのかわからない上に飲食、アルコール摂取するとなると当日のコロナへの危機感も保てるか不安です。
✔︎ポイント:招待客が式に参加しても参加しなくても、わだかまりが残る可能性がある
補足:忘れる
7つのデメリットを克服して開催する結婚式ですが、20年後に鮮明に覚えている自信はありますか?
自分の人生のイベントで10年前を思い出して下さい。ぼんやりとしか覚えていないなら、本当に結婚式は上げるだけの価値があるのか再度検討してみて下さい。
僕の場合は人生においてのイベントは部分的な記憶しかないですし、思い出は写真を通じてでないと鮮明に思い出すことができません。
逆に本当に楽しんだと思える1年間がありますが、10年以上前の当時の記憶は昨日のことのように覚えています。
結婚式を大切な思い出として記憶するためにも「何となく挙げてみたけど・・」は絶対NGです。
沢山のお金や時間を使うものですので、自分が後悔しない使い道にできているのかを必ず確認しましょう。
挙式に対して乗り気でない方へのおすすめウエディングスタイル
以前は結婚式は挙げる、挙げないのどちらかでしたが最近は中間の選択をされる人も増えてきました。まずどんなスタイルがあるか知って視野を広げておきましょう。
✔︎ポイント:色んなを選択肢を知る
- フォトウエディング
- 会員制の結婚式
- 海外リゾート挙式
フォトウエディング
コロナへの影響もあり、結婚式は挙げなくてもフォトウエディングを撮られる方が増えています。
フォトウエディングとは、挙式や披露宴をしないがスタジオや好きなロケーションで記念写真を撮ることです。「フォト婚」と言われることもあります。
スタジオ撮影の場合は天候に左右されない、ロケーション撮影の場合は自分の好きな場所で行うことができるなどのメリットがあります。
費用的にも披露宴より大幅に抑えることができます。ドレスを着たり、和装し写真撮影するだけでも、2人にとって貴重な時間となることは間違いないですよ。
フォトウエディングについては下記の記事でまとめています。
会費制の結婚式
結婚式をカジュアルに気軽にしたい方へ。結婚式に比べ、費用も安くなります。
- 当日みんなに祝ってもらいたい
- 親にドレス姿を見せたい新婦
- 結婚の挨拶周りはしたくない
という方におすすめできるプランです。
会場によりますが、ウエディングパーティーのイメージに近いかもしれません。
海外リゾート挙式
海外にて挙式+旅行を合わせて行うことができます。
2人だけで式を上げるのも良いですし、両親を呼んで挙式と旅行の思い出をプレゼントすることもできます。
- 日本の結婚式は見飽きた
- 新婚旅行と合わせてしたい
- 自分達らしい結婚式を挙げたい
そんな方におすすめのスタイルです。
自分達なりの「答え」を出そう
考え方は1人1人違います。どの選択肢も正解も間違いでもないと思います。
自分達が「これが一番幸せだ!」と思う選択肢を選んでいきましょう。
以上です!
それでは、楽しい結婚生活を!
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